CD「七つの木に寄せる歌」(Seven Songs for Trees) KRS5205
デュオ・プリムローズ(フルート:上田賢一、ピアノ:二塚裕美)

 「七つの木に寄せる歌」(Seven Songs for Trees)

ルイ・モールズ自身による挿絵と夫人作の詩 ジャケット付き

【収録曲】

「七つの木に寄せる歌」/ルイ・モールズ作曲

糸杉、ポプラ、ハリエンジュ、松、菩堤樹、しだれ柳、プラタナス)

「さくら変奏曲」/ルイ・モールズ作曲

「この道」/山田耕筰作曲

「赤とんぼ」/山田耕筰作曲

「亜麻色の髪の乙女」/ドビュッシー作曲

「シリンクス」/ドビュッシー作曲

「アヴェマリア」/グノー作曲

「ロマンス」Op.37/サン サーンス作曲

「レント」フルート協奏曲より第二楽章/尾高尚忠作曲


【ルイ・モールズと「七つの木に寄せる歌」】

ルイ・モイーズLouis Moyse(1912-2007)は、フルートの名手であった父マルセルと共にフランス派フルートの伝統を伝える演奏家。幼少からルイ氏は、父親とともに 演奏をし、サンサーンス、フォーレ、ドビュッシーなどとも面識があった。マールボロ大学のフルート科教授を27年間務めたほか、ボストン大学、トロント大 学教授でもあった。またルドルフ・ゼルキン共にマールボロ音楽祭の設立者の一人としても知られている。
「七つの木に寄せる歌」Seven Songs for Treesはルイ晩年の未出版の楽曲で、ジャネット夫人が書かれた糸杉、ポプラ他7種の樹木に寄せられた詩に添えて作曲された。7曲の表情はユニークで多 彩であり、聴き込んでゆくと全てがルイ独自の人生哲学と自然への讃歌を反映するなかでみごとに調和し、希望をもって完結している。

【演奏者(デュオ・プリムローズ)プロフィール】

上田賢一

才能教育音楽学校にて高橋利夫、鈴木鎮一氏ほかに師事。1982年渡米。
コーネル大学フルート科講師、西ワシントン大学講師、スカジェットバレー交響楽団及びノースウエストフィルハーモ ニック室内管弦楽団首席フルート奏者を務め、尾高尚忠のフルート協奏曲ワシントン初演をはじめ、ミネアポリス美術館、ワシントン大学、ウエストミンスター 大学等でリサイタルを行う。ジョファリー・ギルバート、キース・アンダーウッド、ルイ・モイーズ各氏に師事し、2000年アメリカハープ協会(AHS)コ ンクールでフルートとハープのデュオで優勝。2010年帰国。イニスフリー・アンサンブルを主宰し関西を中心に演奏活動と指導を行っている。

二塚裕美

大阪芸術大学演奏学科を最優秀の成績で卒業、学長賞を受賞。同大学大学院にて荒憲一氏に師事。2004年デビューリ サイタル開催。2007年大阪文化祭賞奨励賞を受賞。2008年、大阪フィルハーモニー交響楽団とベートーベンのピアノ協奏曲第2番を2011年、テレマ ン室内オーケストラとメンデルスゾーンのピアノ協奏曲第1番を協演。2012年大阪と豊岡でソロリサイタルを開催。2013年テレマン室内オーケストラと ベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を協演。2014年荒憲一氏とピアノデュオリサイタルを開催。小岸昤子、田中清美、長岡秀美、荒憲一の各氏に師 事。

【仕様】

収録/65分00秒 全9曲 15トラック

録音時期/2015年 5月25-26日

録音場所/北神区民センター ありまホール(神戸市)

録音・製作/コウベレックス

購入はKRSショップへどうぞ